工事期間
外壁塗装工事は天候に左右されやすいものですが、基本的には2週間〜3週間ほどが目安になります。1週間ほどで済ます塗装工事には要注意です。塗料はしっかりと塗膜を乾燥させる事で塗料の効果を発揮します。万が一、乾燥を待たずに塗装工程を進めると初期不良の原因になります。塗装工事を検討の際は、あらかじめ工事期間を想定しておくと良いでしょう。
足場着工
着工前にご近隣の方々へ挨拶まわりをし終えると、いよいよ足場の着工となります。職人が高所で作業する為のスペースです。ビケ足場を使用し安定した作業スペースを確保します。足場着工は大体、半日ほど掛かります。
高圧洗浄
足場の着工が終わると、高圧洗浄作業に進みます。外壁や屋根に長年の汚れ、コケやカビが付着しているので洗い落としていきます。表面に汚れが付着した状態では、後に不具合が生じやすい為念入りに洗います。高圧洗浄後の乾燥時間も大切です。
下地処理
高圧洗浄が終わると下地処理です。この工程では、外壁や屋根にヒビ割れなどが必ず入っておりますので、補修作業をします。このタイミングで既存の外壁塗膜が剥がれている場合はケレンをし、後に剥がれが生じる可能性を減らします。
コーキング作業
既存のコーキングが劣化している事がほとんどですので、打ち替え・増し打ちとコーキング作業をします。コーキングが裂けていたりすると、雨漏れの原因にも繋がります。※サイディング・ALCなどのコーキングが使用されている住宅に必要
下塗り
ここまでの下準備を終えると、いよいよ下塗りに入ります。下塗りとは、上塗り塗料の密着性を高め糊のような働きがあります。下塗りが甘いと工事から数年以内に剥がれが生じるケースが多くあります。塗装工事を検討させるタイミングは外壁や屋根の防水性はほとんどなく、吸水性が働く為下塗り材もどんどん吸われてしまいます。いかに下塗り材を丁寧に塗ってあげるかで、上塗り材の効果が数年単位で変わってきます。
中塗り・上塗り
下塗りを終えると、いよいよ色を付ける中塗り・上塗りに進みます。2度に分ける事でしっかりと「膜厚」を付ける事ができ、メーカーが定めた膜厚を守る事で本来の効果が発揮されます。一度で多くの塗料を塗ってしまうと、表面だけ乾き、中は乾かず硬化不良の原因となります。硬化不良を起こすと塗膜が水泡のように膨れ剥がれなどが発生します。こういった不具合を防ぐ為にも、しっかりと乾燥時間を設けながら2度塗りをし、膜厚を付けていきます。
最終チェック・足場解体
工程全てが終えたら、塗り残しや塗装がはみ出していないかなど細かくチェックします。ご希望であれば、最終チェック後に一緒に見て頂く事も可能です。ここまで終えると、足場の解体となります。外壁や屋根を傷つけないよう、丁寧に外していきます。解体後に、清掃をして塗装工事完工となります。